たまたま二人のおまわりさんが自転車で
走っている後ろを、追っかけるかたちで
自転車を走らせることになった。
嘉門達夫の「自転車」という曲がある。
自転車で商店街走っていると
俺の真向かいから おばはんやってくる
おばはんも 自転車に乗っている
俺と一直線上 こっちに向かってる
このまま行ったらぶつかるな
でも 俺がよけるの シャクやし
おばはん 右によけるかな
でも ちょっと左にかたむいとんな～
ほな しゃあない 俺が右によけてやろ
こらこら おばはん 一緒に右によけて どないすんねんな
ほんなら 俺が 左に
こらこら おばはん マネすんな！
あ～っ ぶつかる！
あら おばはん 自転車降りた～
たまに人前でこれ歌う。
ただのお笑いソングとバカにしちゃいけない。
この歌の裏テーマに
「ゆずり合い精神」があることを
見逃しちゃあいけない。
っていうのも、
最近は
前から走ってきて、
「絶対わたしはよけないぞ」
って、左なら左、右なら右を
死守する人が多いんだな。
頭が固いのか、
体が固いのか、
イジワルなのか、
世知辛いのか。
「『自転車』歌おうぜ！」です。