カフェ・マーゴで麻貴二くん(b)&まりこさんと話していて、
アブドゥーラ・イブラヒム(p)の公演がもうすぐあることを知る。
「絵画を鑑賞するような」耳で、
じっくり聞いていくと、
見事に情景が見えてくる。
こういう、
「分かりやすさ」を求めない音楽は、
いま、なかなか少ないです。
それは即興とかフリージャズの世界でさえも、
なかなかないのです。
分かりやすく伝える、という気持ちが、どっかにある。
さあ楽しませてくれ、
という気分で聞くのとはまた違う、
こちらから耳で迎えに行く気持ちで聞きたい。
個人的に、そんなふうに思いました。