ギターと楽譜の、ちょっと専門的な話です。
僕はライブ演奏時は、
譜面を見ないで、
歌もギターもあらかじめ完全に暗記しちゃうんですが、
練習やリハの段階では、
メモ程度によく使います。
普段音楽をやるとき、
だいたい五線譜というものを使うんですが、
それとは全く別の読み方をする、
タブ譜というものがあります。
楽譜が読めなくても、
素人でも誰でも、
タブ譜は見て誰でも読めるように出来てるので、
僕はギターのレッスンのときは、
ほとんどの場合、
タブ譜でやるようになっています。
調べてみてびっくり、
五線譜より、タブ譜のが
歴史がはるかに長いんですね。
紀元前からあるようだ。
ところでこのタブ譜、
だいたい五線譜とタブ譜の
二段組なっている用紙がほとんど。
歌のメロディと、ギターのタブ譜を書きこむためだが、
それだと1曲のページ数がとても多くなってしまい、
とても使いづらい。
そもそも、ほとんどのギター伴奏者や、
弾き語りの歌手は、
歌のメロディは暗記してるので、
五線譜に書く必要はない。
ということで、
ギターのメモ用にタブ譜の段だけがあって、
その下の空きに歌詞を書きこんで使う、
シンプルなギタータブ譜用紙がないか。
探すとそれなりに出てくるんですが、
線の幅、段数がちょっと広すぎたり、
ムダが多かったり。
よし、作る、ということで、
最近おぼえたイラストレータで作りました。
結果、5分でできました・・・。
何でもやってみるもんです。
タブ譜用紙(ギター用)からダウンロードできます。
シンプルですが、
タブ譜内の線幅、段の幅、などなど、
現場で使いやすいように、
ちょっと吟味して作りました。
五線譜が読めない人のための
レッスン用に使うのも便利ですが、
僕はこれをなぜ作ったかというと、
三味線用の譜面が、
まさに、歌詞とタブ譜、
というつくりになっていたからで、
歌のふしに合わせて、どこで何をやるか、
そういうことを、
メモできるものがあるといい!
と思ったからです。
その歌手に一番合うキーを探したり、
歌手が変わったりしても、
移調する機会は多いので、
カポ移調しても読みやすい形で、
それをメモするなら、
断然、タブ譜が便利です。
五線譜を移調しながら読むのも、
僕個人は、慣れていて得意なんですが、
タブ譜で書いておけば、そんな特技も必要ない。
こういうものは、
みんなが誰でも使いやすい、
というものに進化させていくべき。
五線譜が読めないコンプレックスは捨てましょう。