ことがたまにある。
みんなで家飲み、買い出し、
第三のビール、コレ安いじゃん、
うん、味もほとんどビール。
だったらコレでいいや。
ということになる。
自分も、いや〜、味もほとんどビールだな、
こりゃすごいな、ということで
たまに買って家でも飲んでたんだが、
なぜかどうも、飲んだ次の日、顔が肌荒れする。
化学のシャンプーを受け付けない
自分の敏感肌が、
また何やら、これはヤバいよ、っていう
信号を送りはじめやがりました。
そもそも第三のビールは、
もっとおいしいビールを作ろう、とかっていう、
「いいもの」を目指した商品じゃなく、
税金対策の飲み物として登場した。
それが見事、
僕たち庶民の
「安いからこれでいいや」心をつかんだ。
味が同じならこれでいい、
っていうのは
どっかで同じことあったなー、
って考えてみたら、
mp3がそうでした。
聞いてもCDとほとんど同じだから
これでいいや、軽いし、
ということで
普通にmp3音源ばかり
聞いてるのだが、
情報量は10分の1以下に間引かれている。
パッと聞き違いが分からない、
でも肝心かなめな
魂に響く部分の音が
ざっくりなくなっている。
初めてmp3を聞いた時の、
魂の抜けたような感じを
忘れちゃあいけないと思う。
少なくとも音楽の作り手は。
味は同じだけど
栄養価のおそろしく低い野菜、果物、
今はそういうのがけっこうあります。
ビール会社の商売の邪魔になっちゃいかんので、
これ以上詳しいことは書かないが、
ほんの数十円多く出せば、
「第一のビール」が飲めるわけで、
中身を見ずに
とかく安いものに流されがちな
自分の浅はかさを
肌荒れが教えてくれたのだった。