モスクワを離れ、国内線で東へ1200km。
中央ロシアの都市エカテリンブルクへ。
エカテリンブルクで日本文化を紹介して20年、
マリーナさんにお世話になる。
地元テレビ、ラジオにて、
コンサートの告知と生演奏をさせていただいた。
DJの方、ネットでときわさんのことをサーッと調べて、
どんどん番組を、即興感覚で盛り上げていく。
何の打ち合わせもなく、ことが順調に運び、
生演奏でやった「白い翼」では
パーソナリティーの女の子が途中から一緒に歌い出し、
わーい、って感じで盛り上がる、
日本にはない、でも素敵な展開でした。
テレビもすべて、その場で進行していきました。
でもうまくいく。
今の日本の「打ち合わせ」「会議」は
一体何なのかと思えてきます。
場所を移動し、
日本語履修生の子たちと、
「木下ときわを囲む会」です。
日本のことは、ワンピースなどのマンガや、
ポップカルチャーから入る人が多いみたいで、
僕たちが逆に知らないことも質問されました。
ときわさんや僕の音楽の話、
今の日本の状況の話などもしました。
福島の山小屋が、
室内、ミキサーでかき混ぜたように
地震でぐちゃぐちゃになってました、
友だちも、大変な思いをしています、
という話なども、
詳しく話す時間は残念ながらありませんでしたが、
みんな聞き入ってくれていました。
演奏も5〜6曲して、急遽サイン会にもなって、
まだ習いたての日本語で一生懸命話しかけてくれるのが、
なんだか、とてもあったかい気持ちになりました。
食事のことも、日本で僕が思っていたロシアのイメージとだいぶ違いました。
写真の真中は、牛たんをボイルしたものもあって、
柔らかくてとても美味しいです。
きのこのマリネ、その他、鮭などの魚も豊富で、
脂っこい肉料理しかないんじゃないか、
なんて思っていたことの正反対、
日本人でもかなり食べやすい感じでした。
このお店「クルシェヴェリ」で、
あえてそういうメニューにしてくださったことも
あると思いますが、
多彩な食にはみんな驚きました。
樹氷が店の明かりに照らされて、
マリーナさんたちと、雪桜だね、なんて話しながら、
ワイワイ写真撮ってました。