(前回からつづき)
歯磨き粉をやめ、
洗顔料をやめ、
さいごにたどりついたのが
シャンプー。
じつはぼく中学生くらいから
フケがよく出るようになりました。
もう「頭皮がめくれる」かんじの
大きいヤツです。
こういうとき、現代人は
「もっとよく洗え!」
となるんですが、
一日に何回も洗えば洗うほど、
洗った直後から頭皮がめくれ始める。
ナチュラル、オーガニック、薬用、
というシャンプーもかなり試したがダメ。
そうすると今度は
食生活、とか
早寝早起き、とか、
よく言われるんですが、
まるで修行僧のような
規則正しい生活パターンにかえても、
まったく僕の頭皮はあいかわらず
静かにおおきなフケを出し続ける。
その間もシャンプーは毎日です。
だから結局「頭皮が弱い人」ということで、
この20年暮らして来たわけです。
で、
ええい、やったれ!
と、思い切って
シャンプーをやめてみることにしました。
やめると言っても、シャワーの水で
毎日洗って汗は落とします。
なんとなく、
一度おおきな「カユい」ピークを通って
その後健康になるんじゃないか、
という予想はしてました。
これまでの歯磨き粉と洗顔料の実験から。
ところが。
2、3日できれいにフケは出なくなり、
赤かった頭皮は白くてなんだかプリプリしている、
そう、小学生のときは、たしかこんな感じだった、
という、
驚きの早さで20年の苦しみから、
頭皮はみごと解放されたのでした。
これには一人しみじみ感動した。
俺はいったいこの32年の人生で、
シャンプーという害物を頭に塗りこんで、
自分の体にダメージを与えて来たのか、と。
あれから1ヶ月経ついまも、
とても良い状態が続いている。
どうやら髪が
いい感じの油分(馬油のような)で
コーティングされているようで、
つやがあり静電気も起きない。
もちろんニオイもない(第三者確認済み)。
なんだか体がすっきりして
ものすごく「普通」になれたという実感がある。
石けんで洗わなきゃ、って中毒性から解放されたかんじ。
麻薬中毒から抜けた人ってこんなかんじかもしれない。
何度も言いますが、
水で洗っていれば全然臭くもならないのだ。
たまに電車に乗ると、
歯磨き粉と、洗顔料と、シャンプーを一切使わない人って
この車両の中で僕だけだろうなー、と
最近よく思って、そうか、「普通じゃない」のかと気づく。
でも人類数万年のうち、
歯磨き粉と、洗顔料と、シャンプーが「普通」に
なったのって、ここ50年だぜ、と
長い目で見ればオレが「普通」なんだぜ、
と「普通」で勝負する気もない。
「普通」って何なんだろうとつくづく思う。
自分が実感する「普通」と
世の中の「普通」が
ことごとく反対方向。
そのことが体で分かったのでした。
今とても快適。