ほとんどの原発ソングにたいして、僕はとても退屈だと思っています。

斉藤さんの替え歌もそうだし、
その他の、
がんばろう系や、
なぐさめ系なんかも、
なんだかありきたりかなと思います。

そもそも
あまりに自分目線で、
ウィットのかけらもない。
ボブディランだったらどうする？
って思えば、多分ああいう歌は書かないだろうなあと目に浮かぶ。

自分がもしこういう時に歌を書けと言われたら、
まずもっと、
当事者目線になることから入るんではないかと、
それが当たり前なんじゃないかと思います。

とうてい当事者目線になんか、
なれるわけないんですが、
当事者目線になろうとする気持ちがまず大事かと思う。

じゃあお前が作れって？
何年か前に歌詞を書いた「団塊少女」がそれだよ。
気になる方は動画検索してみてください。
なければ木下ときわライブでたまに歌ってもらってるので、
どうぞお越しください。

原発事故後の原発ソングNo.1は「消臭力」でしょう。

もっと見たい人はこちら。
エステー宣伝部ドットコム | CM
http://www.st-sendenbu.com/cm/index.html

自分に素直に、
なぐさめや怒りの単語が持つ「意味」に惑わされずに、
歌という「音」を聞くと、
そこに込められたものを感じることが出来るよね。
言葉を頭で理解するだけが歌じゃないし。

あとでこういう事実を知って、
ああやっぱり、でしょう↓。

NEWSポストセブン｜外国人の少年が歌う消臭力CM　好感度調査で2位を獲得
http://www.news-postseven.com/archives/20110523_20964.html

エステーの社内クリエイティブのが、
最近のミュージシャンより、
はるかに「音楽」わかってる。
ミュージシャンって、いつからこう、
ウィットがなくなったんだろうね。
自分、頑張らなきゃね。