演技と演出。

7/15（土）新美バンド＠ボブテイル。
人前で歌いたい、と思ってから、こうして本当に歌うまで15年かかったのでした。なので、今中２くらいの気持ちで歌っています。仕事であるとか、有名になりたいとか、CD出して売りたいとか、自己実現とか、そういうの一切なく、ひたすら仲間と歌うことを楽しんでいます。このバンドの本質はそこなので、変な欲を出さずに、質を上げることと、楽しむことだけやっていこうと思っています。共演の山本のりこさん(vo,g)は、曲の解釈、ギターアレンジが良かった。
7/17（祝）はOTODAMA SEA STUDIOでDOIS MAPAS。逗子の海岸にある、海の家とライブハウスを合体させたようなハコ。

共演の一番手、小沼ようすけさん(g)はひたすらテクニシャン。トリのギターデュオ、デパペペさんはギターも弾けるお笑い芸人か？というトークの面白さ。テツ＆トモとゆずの中間に位置する。お客さんは2〜300人くらい。
「芸」って面白いですね。実際デパペペさんより楽器の上手い人はいくらでもいるのだけど、トークや身振り手振りまで駆使して、彼らは場を盛り上げるわけです。自分が何を出来て、何でお客さんを喜ばせられるのかが分かっていないと、なかなか出来ることではないと思える。演奏家であるとともに、演出家でもある。
最近この「何かが演奏できる」ことと「それを見せる、演出することができる」という２つのことの意味を把握しようとしています。平田オリザ著の「演技と演出」なんかも、ほほう、そうなんですか、気付かなかった、という面白さです。