瞽女唄。

最後の瞽女(ごぜ)、小林ハルさん(105)逝去のニュース。瞽女とは盲目で、生まれてすぐから厳しい唄と三味線の修行を積んで、日本中廻って歌い、その日一日の飯と寝床を得る生き方、だと初めて知る。先祖のたたり、など蔑視されながら。
三味線奏者、盲目のユウジさんと最近知り合ったときのこと。リハのあと、肩を貸して二人で歩いていたら、タレントの優香と出くわす。通り過ぎてから、「今、優香いましたよ」と彼に話したら「今度そういうのあったら、その場で教えて下さい♪」と。優香の顔も知らないだろうに、優香の方を向いて、優香を感じてる様子…。彼のその時の平和さと、瞽女の難儀がなぜか同時に頭に浮かんだ。


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