NHKのど自慢。見たのは何十年ぶりでしょうか。
右から北島三郎、太田裕美、司会者をはさんで左端がときわさん(vo)のママです。
ママの熱唱はさておき、気になったのはこの番組のバックバンド。大変な仕事ですね。
鐘の音で演奏を中断しなきゃいけない、というだけではない。
素人さんが歌った直後に、北島三郎、太田裕美といった日本を代表する大歌手が歌う。演奏の質が上がったり落ちたりということは無いにしても、精神的に疲れそうだ。それが毎週、失敗の許されないシチュエーションでくり返される。ベテランのミュージシャンの方々ばかりだったが、なるほど若者ミュージシャンには難しい仕事であることに納得した。皮肉ではなく、すごいなあと思って見ていました。
しかし、北島三郎、太田裕美両歌手も実は難しい状況に置かれていることにかわりはない。照明、舞台装置もなく、初共演のバンドをバックに歌う。それでも「さすがサブちゃん」と思わせる歌を披露しなきゃいけない。こういう、自分用にお膳立て・演出されてない、何気ないシチュエーション、実は一番真価が問われるんですよね。
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