近所にある揚州商人の中華料理っておいしいな〜。
酸辣湯麺（スーラータンメン）を刀切麺で、
それから黒酢チャーハン。
だいたいこの2品目ばかり食しています。
黒酢チャーハンを家でも作る。
それなりに美味しいのだけど、
あの味がどうしても出ない。
ってことで店の人に
「これって黒酢のほかに何が入ってるんスか？」
って聞いてみました。
「ああ、黒酢と砂糖、蜂蜜、みりん、それを混ぜたものを、
10分の1くらいまで煮詰めたものを使うんですよ。
黒酢そのまま入れただけだとこんな黒くなんなかったでしょ？」
と。
なるほど〜、すっきり！
言われてみて食すと、たしかに黒酢のすっぱ味より、
みりんや蜂蜜の甘さがほとんど。
驚いたことに、黒酢の味なんてほとんどしてなかったんです。
こりゃ上手いことだまされた！と。
黒酢と言われて、見た目も黒いし、
そりゃ黒酢で味付けしてるだろうと、
素人のぼくは思い込んでいたわけです。
そこでもう一品、黒酢ラーメンというのも食べてみたが、
こちらも黒いスープだが、
黒酢の味はしてないではないか！
人間は思い込みでかんたんにだまされる、いい例です＾＾。
でもおいしいからべつにいいんです。
名前は黒酢、中華料理といいながら
甘味がすきな日本人に合わせた味付け。
味の文化が異なる国で
長年商売をされてきた経験の重さを感じ、
「中国人、なかなかやるな！」でした。
No Comments