録音の帰り、新宿駅の小田急線のエレベーターに乗る。
「開ける」ボタンを押しながら、
「地下の各駅停車ですか、地上の急行ですかっ?!」
というようなことをぼくに言う人がいたので見ると裸の大将そっくり。
「地下で。」というと、
「僕も地下!」と言いながらB1ボタンを押してくれた。
そんなこといちいち人に聞いてくる人は普通新宿という都会には
ほとんど居ないので、
その瞬間ピンときて、
「各停でのんびり座って(帰るんですね)!」
と返すと、
「富山から帰ってきたばっかりでくたびれちゃって」
とさすが大将。
「あ〜そりゃたいへんですね!」
と続けて、
エレベーター内を、裸の大将ひとり変な人、って空気にしないように
言葉を接いでみた。
B1で開扉するやいなや、大将は
だれに向けてでもない言葉を発しながら
ぼくと逆方向に消えていったのだった。
こういう人間をぼくは「面白いなあ〜」と思い、
そういう僕もヘンジンであって、
「『白い目』はやめてほしいよな、大将!」です。
P・F・ドラッカー著「傍観者の時代」は
世界中の経済人に読まれてる名著ですが、
その日本版予約特典冊子「日本画の中の日本人」は
知る人ぞ知る、見事な日本人論です。
むかしの日本人は「裸の大将」にどれだけ寛容だったのか、
ということで、読んだらぼくも寛容になりたいなと思いました。
「白い目」なんかいらないです。
明日から九州を放浪、いや演奏してきます。
また「裸の大将」に会えるか楽しみだ。
九州、おじゃましますっ!
赤ちゃんだけど一応レディですから(^~^)
うちの裸の大将にも会いにきますか〜?