原爆の日

に、いろんな記事を
ブログで読んでます。
「平和」「悲惨さ」を訴えられることに
慣れてしまった僕には、
こういう切り口の記事がよく効く↓。
http://blog.tatsuru.com/2009/08/06_1743.php
で、ぼく個人的に原爆について
言える事はほとんどないんですが、
ひとつ言えることがあります。
4歳のころ、大やけどをして
一ヶ月入院したんですが、
やけどというものは、
まず、本当に、すごく痛いです。
そして自分の腹の皮をはいで、
皮膚移植したんですが、
腹に当てられたガーゼが
血みどろのまま血が固まって、
それを入院中にちょっとずつ
はがしていくんですが、
それもまたすごく痛いです。
そして退院してからも、
やけどから膿みがいっぱい出て、
包帯の下は、ものすごくかゆいです。
でもいちばんつらかったのは、
そのケロイドが
学校でプール入るときとか
身体測定のときとか、
みんなのさらしものになるので、
みんなからかなりキモがられます。
心にも傷を負うわけです。
高校を出るまで、
14年続きました。
結局その傷跡はそのままで、
今の医療ならほぼ目立たなくすることは
できるんですが、
今ではすっかり、
その傷跡が、
自分がここまで生きてきた勲章のように
思えるまで
心の傷は消えたので、
お医者さんにも、
このままでいいです、って言いました。
温泉に入っても、
入れ墨よりかっこいいだろ、という
くらいの気分です。
たったこれだけのやけどで、
子どもがこれだけ身も心も
痛い思いをするんだから、
被爆者は、こりゃ相当痛いよ、
と、それだけは分かるんです。
大人どうしが武器を持って、
何かを守るために
殺し合う事を、
ぜんぶ悪だとは思いませんが、
一発の爆弾で、何十万の
子どもがこんだけ痛がることになる、
っていうのは、いかんでしょう。