半年ぶりくらいに髪を切ってきました。さっぱり。
ここの美容師さん、プチ毒舌で面白いんですよ。音楽業界のひとの中には、有名人と仕事して友だちになるとそのことを自慢したがる輩がいるのですが、このお店に来てる人の中にもそういう人がいるみたいで、うんざりしてるんだってプチ毒ってました。
そこで今日見つけた”原寸大精神”ってすてきな言葉はイトイさんの発明でしょうか。面白かったんで、貼っておきます。↓
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・ブログ『富士丸な日々』の穴澤賢さんが本を出しました。
『ひとりと一匹』というタイトルで、
文字通り、自分という「ひとり」と、
富士丸という「一匹」のことが書かれています。
「ひとり」と「一匹」について書くことは、
そのひとりと一匹の置かれている
場や、時間を描くということでもあります。
この本、それがとてもいい感じで書けているのです。
富士丸くんと、穴澤さんには、
みごとなまでの「原寸大精神」があると、
ぼくは思います。
腰を低くかまえて上目遣いになることもなく、
背伸びして大きく見せようとすることもなく、
絶対的に「原寸大」でいるんです。
これは、「原寸」の自分をいつもチェックして
見つめている人にしかできないことです。
たぶん、自分や自分に起こっていることを、
ものすごくしっかり見ている人なんでしょうね。
この『ひとりと一匹』のなかには、
その「ちゃんと見る目」がありました。
穴澤賢さんが「その目」で見たものを、
自分の手の速度で書いたのが、たぶん、この本です。
この作者という人は、ちっともスゴイ人じゃないけれど、
スゴイ人よりも、ずっといいものを書いたと思います
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そうだ、「腰を低くかまえて上目遣いになる」人も居るなあ。この手の人間も、大きく見せる人と同じように対応が難しい。イヤ、でも僕自身大きく見せようとする傾向があるんじゃないかと気付いて自省することはよくあるんです。自分にもそういうところがあるから、人にされるとムカつくんだよね、きっと。”原寸大精神”でいきたいもんです。
原寸大精神というより、僕は"上げ底精神"、少ない物を多く見せようとして生きてきた気がしますね〜。そういうことばっかり上手になって、中身は小さいまま。
さっぱりしましたね。
原寸大ぢゃない人と仕事していて、ときどき虎の威を借りたくなるひつぢでした。